コラム コラム 2016年7月21日 更新 お気に入り追加 0

知っておきたいノンサンディングジェルのメリット&デメリット

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知っておきたいノンサンディングジェルのメリット&デメリット Itnail編集部

自爪を削らなくてもいい「ノンサンディングジェル」。爪が傷んでいる人や爪が薄い人によっては、夢のようなアイテムですよね。しかしこのノンサンディングジェル、果たして本当に安全なのでしょうか!?ここでは、ノンサンディングジェルを徹底解剖してみたいと思います。

ノンサンディングジェルってどういうもの!?

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【イットネイル】「ノンサンディングジェル」についてご存知ですか?
通常、ジェルネイルの施術をする場合はプレパレーションをした後、自爪を削ってからベースジェルを塗っていきます。爪表面に細かい傷をつけることによって、ベースジェルとの密着力を高めるわけですね。

これに対してノンサンディングジェルは、自爪を削る必要がありません。そのためこの種のジェルは、自爪が弱い方や度重なる施術によって自爪が薄くなってしまっている人にとって非常に魅力的なアイテムであるといえるでしょう。

ノンサンディングジェルの正体は強酸性ジェルだった!

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自爪を傷めず安全に施術ができるジェル…というイメージの強いノンサンディングジェルですが、果たして本当に安全なのでしょうか?本来ならば自爪を削って接着力を高めなければならないところ、自爪を削らなくてもジェルがしっかり密着するなんて、なにか裏があると思いませんか!?ジェルは配合されている薬品の成分によってその「pH値」が異なるのですが、ノンサンディングジェルは、胃酸とほぼ同じpH2程度の強酸性であることがわかっています。ご存知の通り胃酸には肉や魚といったタンパク質を消化する作用があり、私たちの爪はタンパク質を主成分として作られています。

つまりノンサンディングジェルは、酸の力で爪表面を溶かすことによって、その密着力を高めているというわけですね。そう、“削らなくていい”ということと“爪に負担をかけない”ということは、全く別問題なのです。

ノンサンディングジェルはオフするときも大変!

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爪を溶かすといっても表面だけだし、サンディングする手間が省けるならまぁいいか・・・。
なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。もちろんそれも間違いではないのですが、ノンサンディングジェルを使用するにあたっては、もう1つ知っておかなければならないことがあります。

それは、オフするのが大変だということ。

通常のジェルは爪表面に付けた傷に“引っ掻けて乗せる”ことで密着させているため、アセトンで溶かすことで簡単にオフすることができます。これに対してノンサンディングジェルの場合、爪と“融解させて”密着させているため、アセトンで溶かしても完全に除去するのが難しいのです。
ジェルネイルは施術時だけでなくオフする際にも爪に負担をかけますので、爪へのダメージが気になる方は、ジェルを選ぶ際その成分に着目してみることをおすすめします。



Itnail編集部