コラム コラム 2015年5月26日 更新 お気に入り追加 1

一つのデザインを極めてリピートへ 水彩フラワーネイル

3,671 view
一つのデザインを極めてリピートへ 水彩フラワーネイル AUTHORs BEAUTY

ネイルデザインでよく目にするフラワーモチーフデザイン。フェミニンなデザインからクールなデザインまで様々。ネイルサロンでは必ず目にするアートの…

バリエーションは無限大!水彩フラワーデザインネイル

ネイルデザインでよく目にするフラワーモチーフデザイン。
フェミニンなデザインからクールなデザインまで様々。
ネイルサロンでは必ず目にするアートのひとつではないでしょうか。

季節を問わず定番的にオーダーされるフラワーデザインですがアートの幅を広げるポイントを水彩画のようなデザイン「水彩フラワー」にスポットを当ててお話しします。
一つのデザインを極めてリピートへ 水彩フラワーネイル  | AUTHORs (148414)

私のサロンで1番人気の水彩フラワーのペイントネイル。
1番人気にしてリピート率もNo.1デザインです。

その理由はバリエーションの豊かさ。
季節によってカラーを変えたり柄の大きさや配置、雰囲気の作り込みは幾通りも表現することができます。
フラットに描くだけでなくパーツ類と組み合わせるとデザインはさらに無限!ですが花の描き方はどれもほとんど同じなのです。

1番人気にしてリピート率ナンバーワンのデザインを手に入れる

一つのデザインを極めてリピートへ 水彩フラワーネイル  | AUTHORs (148420)

写真は全てピンクや赤、紫の暖色系のカラーで描いた水彩アートです。
並べてみると同じような色味・雰囲気ですが、個々は全く違うアートとして成り立っています。

セミナーでレクチャーしているアートの中でも人気のこの水彩フラワー。
バリエーションは数百種類!描くのにジェルや絵の具など使用材料はその時々で異なりますが、アートの基本的な仕組みはおなじ。
どれも応用して描くことができます。

いつも私がアートセミナーで伝えていることですがネイリストにとって応用力はかなり重要です。
それはサロンワークにおいて提示したサンプルアートがお客様にとって最もベストとは限らないから。
選ばれたアートをそのままコピーせず、お客様に合わせて例えば爪の大きさによって花のサイズや、または季節によって花・葉の色味や描き込む数に多少の変化を加えて施術する。
生活スタイルによって様々なパーツとの組み合わせても。
ひとつの技法やアートをマスターしたらそこからどんどん形を変えて表現する。
その訓練が瞬発的に提案できる応用力になり、アートのバリエーションを増やす結果につながります。

リピートしてもらえるネイリストになるためにアートをお客様とのコミュニケーションツールに活用する。
サロンでのネイルは単に技術だけを提供するのではなく、この「接客」の意識が大切ではないでしょうか。

アートには応用力を!一つのデザインを極めリピートという強みに

一つのデザインを極めてリピートへ 水彩フラワーネイル  | AUTHORs (148423)

目の前でどんどん繊細な花が描かれる様子にはお客様も興味津々。
出来上がって行く過程も楽しんでもらえるのも楽しい水彩フラワー。
リピートしてもらえるアートはサロンの強みになります。

例えば、同じような服ばかり買ってしまう経験ってみなさんにもありませんか?
それを考えると分かりやすいと思いますが、一人の人が好きなものやカラーやデザインの好みは大抵同じような傾向にあります。

季節感やトレンドをお客様好みに応じて巧みに織り込む。
安心感と冒険心、これが絶妙にまじりあい、リピートにつながるのです。

あらたなものを毎回毎回生み出すのは素晴らしいこと。
でも一からガラリと変えるのではなく得意な描き方を見つけたらそのデザインを極め、そこからバリエーションを広めてみてください。



田辺さおり(BLC nail salon)

関連記事