コラム コラム 2016年7月31日 更新 お気に入り追加 0

爪が薄いのが原因?ジェルネイルが固まるときの痛みについて

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爪が薄いのが原因?ジェルネイルが固まるときの痛みについて Itnail編集部

UVライトに手を入れると爪が痛い、友達に話したら痛くないよ、といわれて・・・私が行ってるサロンがよくないの?なんていう心配をしている人もいるかもしれません。でもジェルネイルの施術中、痛みを感じる人がいるのは特別なことではありません。なぜ痛いのかお教えします。

どろっとしたジェルネイルが固まる理由

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【イットネイル】まずはじめに、ジェルネイルがどうやって固まるのかを知っておくべきかもしれません。ジェルネイルはアクリル樹脂でできています。さらにそこにフォトイニシエーターという成分が入っています。
このフォトイニシエーターは光重合開始剤といって、特定の光を当てることで物質を変化させることができます。ジェルの場合はUVライトを当てることで固形に変化させるのです。
また、現在はLEDライトで硬化させるのが主流になりつつあります。LEDライトのほうが短時間で済み、半永久的に使用できるので、サロンとしてはコスパがいいのです。

ジェルは固まるときに熱を放出する

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ジェルが固まるときには特定の光が当たっている状態ですが、このときに熱硬化といって熱を放出し、固まる現象が起こっています。そう、爪の上で熱を放出しているのです。
そのため、熱く感じるのです。さらに「熱い」の温度がもっと上昇すると、人は「痛い」と感じます。これがUVライトに手を入れると痛いと感じる理由。
しかし綺麗になりに行っているのに、しかもサロンにはお金を払っているのに、痛いなんて嫌・・・そう思うのは当たり前です。
痛いことをネイリストに伝えれば、「熱かったらすぐに手を出してください」や「ちょっと離れたところから少しずつ固めていきましょう」などと言ってくれるはず。我慢しないで、痛かったら痛いと伝えましょう。

なぜ痛い人とそうでない人がいるの?

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痛いと感じる人と感じない人、単に鈍感か敏感かの違いもあります。しかしそれだけではありません。
爪自体には神経は通っていません。痛いと感じるのは、爪に下にあるネイルベッドと呼ばれるピンクの部分です。そこには神経が走っています。
つまり、爪を通り越してネイルベッドに熱が伝わったときに痛いと感じるのです。当然爪が薄い人のほうが熱を通しやすいですよね。そのため、爪の薄い人が熱いと感じやすいのです。
さらに、爪に乗せるジェルの量も多いほうが熱をたくさん放出します。そのため厚めにしている場合や、ストーンがひっからないようにジェルをたくさん乗せている場合は、熱をたくさん放出しているので熱く感じます。またジェルメーカーの違いも熱の放出量の違いといえます。
セルフネイラーさんの場合はUVライトのワット数がもともと低く、UVライトを交換していないなどが熱くならない理由ともいえます。

このように爪の厚さ、ジェルメーカーの違いなどによって熱の放出量が変わってきます。私だけがジェルが固まるときに痛いのかな?なんていう心配はご無用。でもあまり熱いときはネイリストに言ってください。快適な環境でネイルを楽しんでくださいね。



Itnail編集部