ネイリストとは
ネイリストとは、お客様の爪の美容や健康といった爪に関する様々なサービスを提供するいわば『爪のスペシャリスト』ネイルに関する仕事というと一般的には、爪にカラーリングをして、ラメやストーンを使いデコレーションを施す、といった華やかな雰囲気を思い浮かべがちですが、ネイリストの仕事はそれだけではありません。爪のスペシャリストであるネイリストは、爪を美しく見せることももちろんのことですが、お客様自身の爪の形を整えたり、健康を保つためのケアを施す、という仕事もネイリストの仕事の一部になります。また爪以外にもハンドマッサージといった手に関するケアも行っており、手の専門家とも考えてもいいかもしれません。指先までお洒落を追求するために欠かせないネイル、『女性のキレイ』を応援するネイリストは、常に新しい知識と確かな技術が求められています。
実際の仕事の流れ
出勤後、まずは開店準備。ネイルサロンに訪れるお客様は、美に関心の高い女性の方が多いですから清潔感絶対不可欠です。まずは店内の掃除やネイル関連器具を1つずつ丁寧に消毒を行い、心地よい空間を作るためアロマオイルを焚いたりなど空間作りにも気を配ります。開店後、お客様のカウンセリングを行い、コミュニケーションを楽しみながら、満足の行く仕上がりを目指し施術を続けていきます。1人のお客様に要する時間は、ケアからカラーまで通常60分程で、また人気のジェルネイルには2時間ほど要することも。一般的なサロンの場合はネイリスト1人に対応するお客様は4.5人程度となります。予約での施術が主ですが飛び込みのお客様もお受けしているところも多いです。退勤後は、そのまま帰宅するか、自主トレーニングを行う場合が多いです。ネイルの世界は動向が激しく、常に新たしい技術が登場しているため自主トレーニングは欠かせません。多くのお客様のご要望に答えられるよう、最先端の技術所得を目指し励みます。
ネイルサロンのチェックポイント
一口にネイルサロンといっても大手チェーン店から個人経営店まで様々なネイルサロンが存在します。今後自分がどうなりたいか、によって働きたいネイルサロンを選ぶといいでしょう。たとえば、「ネイルサロンを開業したい!」という方の場合は忙しくもバリバリ働け、研修制度がしっかりとした大手ネイルサロンが良さそうですよね。また、「アットホームな雰囲気がいい!」という方の場合は、少人数でやっている個人経営のネイルサロンが向いているかもしれません。また、サロンのスタイル、雰囲気も選ぶ点での重要なチェックポイントとなります。流行りに取り入れた凝ったアートで勝負するサロンや、定番デザインで勝負するサロンなど、そのお店が果たして自分のスタイルにあっているか、お店のHPなどを参考に見極める必要があります。自分に合ったネイルサロンで働くことができれば、仲間と切磋琢磨し、連携を取りながらお店を盛り立てることができるでしょう。
求人条件のチェックポイント
ネイリストは必ずしも資格が必要という職業ではありません。ネイルサロンの求人には、資格や経験が必要ないものも多くあり、実務経験がある即戦力のみの募集まで幅広くあります。ネイル検定3級以上、JNA3級以上取得者のみの募集のところなど様々あり、1級所得者と2級所得者では給与の面で差があるところもあります。未経験者の場合では、正社員として採用しているところもありますが、アルバイトスタートのところが多いです。ネイリストは実力次第で給与がアップすることが多いため、スキルアップし経験を積めば徐々に給与を上げてもらえるようになることも。多くのお客様から指名が入るようになると指名手当(歩合)がつくサロンもあります。福利厚生もサロンによって異なりますが、大手の方が充実しており、個人経営の小さなサロンは制度が整っていない場合もあるので自前にチェックしておきましょう。