コラム コラム 2015年5月11日 更新 お気に入り追加 0

コンテストからスタートした、アートを極めたネイリストの道のり

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コンテストからスタートした、アートを極めたネイリストの道のり AUTHORs BEAUTY

ネイルスクールに通いだして10日目、待望のアートの授業で課題を描いていると、先生に『コンテストに出てみたら?』と声をかけて頂いたんです。突然のことで…

スクール10日目で決まった、突然のコンテスト出場

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ネイルスクールに通いだして10日目、待望のアートの授業で課題を描いていると、先生に『コンテストに出てみたら?』と声をかけて頂いたんです。突然のことで躊躇しましたが、同じクラスの美容学校出身の友人2人がそれぞれ、ヘアメイクとモデルに立候補し、後押ししてくれました。

課題はエアブラシ、ペイント、3Dのミックス。私ときたらコンテストまで2ヶ月もないのに、エアブラシも3Dもやったことなくて。優先的にクラスに入れてもらったり、自主練したり、急に大忙しになりました。

結果はなんと2位入賞!! 

初めて自分のアートが評価されたのですから、それはもう嬉しかったですね。

コンテストで鍛えられた、ネイルアートのスキルと人脈

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それからは色々なコンテストに出るようになりました。
必ずしも課題は自分の興味と一致しませんでしたが、お陰さまでアートの引出しが増え、スピードも鍛えられました。コンテストがきっかけで頂いたご縁も財産です。

でも回を重ねるうちに、課題に合わせた作品ではなく、もっと自由に作品に取り組みたい!と思うようになりました。2004年のラスベガス大会でエアブラシとミックスメディア、プロ2部門で優勝させて頂いた時に「やりきったな」と体で感じましたね。

海外のコンテストって面白くて、カーテン越しに手だけ出して審査するカーテンジャッジなんです。審査員の方の表情は見えないし、審査エリアに入れるのはモデルさんだけだったので、後でモデルさんに「どうたった?何か言ってた?」と聞くと『Wowっ♡』って言葉だけ聞き取れたと言ってました(笑)

その時頂いたジャッジペーパーは、いかにもアメリカらしくて今も大切に保管しています。

目標を持ってこれからも新しいことにチャレンジし続けていきたい

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ネイリストを目指している方にも、コンテストに限らず、夢中になる何かに挑戦していただきたいですね。

自分に負荷をかける習慣は今のデザイン業にも役立っていますし、目標に向かっていると、手助けして下さる方が不思議と現れるって感じます。

私もこれからも少しだけ背伸びしながら、新しいデザインや可能性に挑戦していきたいと思っています。



松本寿美代(ATELIER Re-cue)

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