コラム コラム 2016年8月18日 更新 お気に入り追加 1

爪水虫だとネイルサロンでのお手入れNGな理由

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爪水虫だとネイルサロンでのお手入れNGな理由 Itnail編集部

爪水虫になっていると、治るまではネイルサロンで施術を受けることができません。では、どうして爪水虫だとサロンで施術してもらえないのでしょうか。また、爪水虫とはどのような状態で、爪水虫になった場合はどのように対処すればいいのでしょうか。

爪水虫ってそもそもどんな状態なの?

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【イットネイル】「爪水虫」についてご存知ですか!?
爪水虫とは爪に白癬菌が感染することによって発症するもので、酷くなると爪が変色したり変形したりするようになります。そしてこの爪水虫ですが、実はネイルが原因で発症してしまうことがあります。

・リフトしたジェルネイルやスカルプを放置しておく
・付け爪を何日もつけっぱなしにしておく

といった行為を繰り返していると、爪とジェルや付け爪の隙間から白癬菌が侵入・繁殖し、爪水虫になってしまう場合がありますので、注意が必要です。

爪水虫だとネイルサロンNGなのはどうして?

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軽度であれば爪の一部が変色する程度の症状しか出ないこともある爪水虫ですが、この疾患にかかってしまった場合、残念ながら完治するまではネイルサロンで施術を受けることができません。

というのも爪水虫は人に感染させる可能性がある病気であるため、爪水虫の人の施術をすると、他のお客様に爪水虫を感染させてしまう恐れがあります。ネイルサロンでは厚生労働省の指針や日本ネイリスト協会の指導に基づく衛生管理を行っているため、爪水虫に感染している方の施術は、お断りせざるを得ないのです。ちなみに日本ネイリスト協会の指針では、爪水虫の方がご来店された場合、「医療機関の受診をすすめ、施術についてはお断りする」とされています。爪のお洒落ができないのは残念ですが、感染の拡大を防ぐためにも、爪水虫になった場合は完治するまでの間、ネイルサロンでの施術はお休みするしかないようですね。

爪水虫になったらすぐに皮膚科に行こう!

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爪水虫は、放置していても良くなることはありません。そこで爪水虫になった場合、あるいは爪水虫が疑われる症状が出ている場合は、できるだけ早く皮膚科に行くようにしましょう。爪水虫は内服薬や外用薬を使った薬物療法で簡単に治療できますので、早めの受診・治療をおすすめします。また自宅でネイルケアをする際は、衛生管理に十分注意しましょう。具体的には、

・爪ヤスリは使い捨てにし、家族間での使い回しもしない
・どうしてもマニキュアを塗りたい時は、ブラシの衛生管理に十分注意する
・爪のお手入れに使った器具は、その都度煮沸消毒する

といった対策が必要です。



Itnail編集部