コラム コラム 2015年11月3日 更新 お気に入り追加 0

悪化すると感染症も!?ささくれ防止の指先ケア【ネイルケア/ハンドケア】

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悪化すると感染症も!?ささくれ防止の指先ケア【ネイルケア/ハンドケア】 Itnail編集部

気がつくと、いつの間にやらできている「ささくれ」。時おり若干痛むものの、日常生活に害はないため、あまり気にしていないという方の方がきっと多いことでしょう。

実は立派な皮膚疾患!そもそも、「ささくれ」って何?

【イットネイル】気がつくと、いつの間にやらできている「ささくれ」。時おり若干痛むものの、日常生活に害はないため、あまり気にしていないという方の方がきっと多いことでしょう。
しかし、「たかがささくれ」とあなどることなかれ。実は、ささくれは、化膿や感染症も起こしかねない立派な皮膚疾患のひとつなのです。
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では、そもそも、ささくれとは何なのか。
医学的に説明すると、爪周辺の皮膚組織が、切ったり引っぱったりといった物理的な要因なしに、自然とめくれてしまった状態。

原因としては以下にあげる4つが主として考えられます。

1.水仕事や入浴による手肌の乾燥
2.ネイルのリムーバー、過度な甘皮除去などによる皮膚の脆弱化
3.偏った食事によるタンパク質、ビタミン類、ミネラル類の不足
4.血行や体調の不良

いかがですか? 単なる手肌の乾燥ならば、保湿でほどなく治癒します。が、3や4が原因の場合、ささくれは体調不良のサインということもあるのです。
ヘタをすると、空気中の雑菌が入り込み、感染症になることも……。
「たかがささくれ」と軽視せず、正しい処理法を学びましょう。

ひどくなる前に実践!ささくれの正しい処理方法

STEP1:道具の消毒
ささくれのカットには、小回りのきくネイルニッパーや眉用ハサミが適しています。こうした道具類は、使用前に、アルコールや消毒液で殺菌しておきしましょう。

STEP2:ささくれを根元からカット
ささくれ周辺もしっかり消毒。その後、根元からカットしていくのですが、手元がブレて掴んだささくれを引っぱらないよう、慎重に進めていきましょう。

STEP3:保湿・保護
カット後、傷口がない場合はキューティクルオイルでしっかり保湿。傷口がある場合は軟膏などを塗った後に、絆創膏で保護しましょう。

最後に

ささくれをむしったり、ひっかけたりすれば、傷口は広がってしまいます。そこから菌が入って、炎症ともなれば……、腫れたり、膿が溜まったり、激しく痛むケースも多々。
もしできてしまったら「たかがささくれ」と看過せず、早め早めの対処を心がけましょう。



Itnail編集部