コラム コラム 2016年1月6日 更新 お気に入り追加 0

現役ネイリストが思う理想のネイルサロンってどんなところ?

2,535 view
現役ネイリストが思う理想のネイルサロンってどんなところ? AUTHORs BEAUTY

フランス語、英語、どちらにも存在する言葉、salon。 元々は応接室、談話室を指すものです。 フランスでは社交界や展覧会の意味もあります。 詳しく言えば、サロンの主人が文化や芸術に秀でた者を呼び、客人達と知的な会話を楽しむ場所、となるでしょう。難しい?笑。 ではネイルサロンとはどんな場所でしょう? ネイルサービスを提供する場なのは言うまでもありません。 ケア、ジェル、アクリリック、指先を美しくする数々のテクニック。 ただ本来の意味を知った以上、その提供だけではサロンとは言えない気がするのです。 そんな気持ちから、私は「ネイル技術がいいのは当たり前。ネイルを通したパーソナルな時間に。」をキャッチワードに接客をしています。

「サロン」名の由来と意味から見えてきたマネージメントのヒント

 (182177)

フランス語、英語、どちらにも存在する言葉、salon。
元々は応接室、談話室を指すものです。
フランスでは社交界や展覧会の意味もあります。
詳しく言えば、サロンの主人が文化や芸術に秀でた者を呼び、客人達と知的な会話を楽しむ場所、となるでしょう。難しい?笑。

ではネイルサロンとはどんな場所でしょう?
ネイルサービスを提供する場なのは言うまでもありません。
ケア、ジェル、アクリリック、指先を美しくする数々のテクニック。

ただ本来の意味を知った以上、その提供だけではサロンとは言えない気がするのです。
そんな気持ちから、私は「ネイル技術がいいのは当たり前。ネイルを通したパーソナルな時間に。」をキャッチワードに接客をしています。

顧客との豊かな会話はパーソナルな時間が生まれ信頼につながる

 (182178)

清潔なサロンでの、美しいネイル作りはスタートライン。
千差万別のお客様に合わせてカメレオンのように、変身できるネイリストこそ素敵ではありませんか?
その豊かな会話力は人を釘付けにします。

ヒントは、ライブ、美術館、舞台など生のものに宿っています。
自分から取りに行きましょう。
TV や、ネットの噂話では薄っぺらです。

そして目の前のお客様の話を、次回覚えていること、聞く力も重要。
ネイルの状態確認だけでなく、さりげなく「今回のハワイ旅行はいかがでしたか?」などと聞けることが基本です。

「覚えられていること」を不快に思う人間はいないでしょう?
パーソナルな時間が増えれば、その方のネイルの好みもしっかりわかってくるものです。

オーナーネイリストが実践!自由な会話と美しいネイルでお迎えを

 (182179)

「気持ちが落ち込んだ時、最初に行きたいと思えたのがこのサロンだった。」
「不倫と恋の境目って何かしらね?」
「今回のアメリカンバレエシアターの舞台、最高だった!」
「彼氏とうまくいかないの。」
「孫が大学に合格したわよ。」

これは私のサロンで実際に飛び交う会話の一部です。
完全個室のお席は色んな秘密でいっぱい!

お客様は時には高尚な話を、ラフなバカ話を、乙女な恋バナをしたいもの。
家族でも友達でもないからこそ、置いていける会話があるのです。
そしてネイリストはいつも「聞き上手の物知りカメレオン」でいるのが丁度いい。

美しいネイルを手に入れられて自由な会話を置いていける場所、それが私の考えるネイルサロンです。



田邉薫(ネイルサロンミニカ・スルガ)

関連記事