コラム コラム 2016年3月6日 更新 お気に入り追加 1

爪水虫は放置して置くと危険!足の爪の水虫ってどんな病気?

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爪水虫は放置して置くと危険!足の爪の水虫ってどんな病気? Itnail編集部

皮膚であれ、爪であれ、足にまつわる水虫ですが、その原因は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種だと言われています。足につくと足白癬(足水虫)、爪に入ると爪白癬(爪水虫)を引き起こすとされるのですが、これらはいずれも感染症。白癬菌が皮膚の角層や爪をつくるケラチンというタンパク質を栄養源に、活発に繁殖している状態を指しています。

皮膚よりも爪の方が感染しやすい!?

足にまつわる水虫の原因は白癬菌というカビだった!

【イットネイル】皮膚であれ、爪であれ、足にまつわる水虫ですが、その原因は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種だと言われています。足につくと足白癬(足水虫)、爪に入ると爪白癬(爪水虫)を引き起こすとされるのですが、これらはいずれも感染症。白癬菌が皮膚の角層や爪をつくるケラチンというタンパク質を栄養源に、活発に繁殖している状態を指しています。
白癬菌はからだや頭部に住み着くこともあり、からだにつくと体部白癬(タムシ、ゼニタムシ)、頭につくと頭部白癬(シラクモ)、股につくと股部白癬(インキンタムシ)を引き起こしてしまいます。感染する部位によって、病気の名前も異なるのですね。
そして、この白癬菌が引き起こす最もポピュラーな病気こそが、今回のテーマである「水虫」とされているのです。なかでも爪水虫は、治療に時間がかかる上に、感染率が格別高い。周囲への影響も懸念されるために、足水虫よりも厄介であると一般的に言われています。
健康な爪を取り戻すためにも、周囲への感染を防ぐためにも、爪水虫は早期の治療が何よりの対策となっています。それでは爪水虫にはどのような症状が現れるのでしょう。以下に紹介していきますので、当てはまる方はなるべく早く皮膚科を受診されて下さい。
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白濁や変形、ボロボロになっている……

爪水虫の症状は見た目ですぐにわかります!

爪水虫は、多くの場合、足の親指の爪に見られます。自身の足の親指に下記のような異変があれば、白癬菌(はくせんきん)に感染している可能性を疑って下さい。

◆爪が厚く、色が濁っている

爪水虫になってしまうと、爪が分厚くなる傾向に。さらには、本来の爪の透明感を失い、色が濁ってしまうのです。もしも少しでも爪が厚い、色が濁っていると感じられるのであれば、爪水虫の可能性を疑ってみて下さい。

◆爪の表面が崩れてボロボロになり、筋が出ている

爪水虫になってしまうと、爪の表面がボロボロになり、キレイに生えてこなくなってしまいます。また、健康な爪には出ることのない筋がたくさん表面に出てきます。

◆爪の周りに炎症がある

爪水虫は、初期の症状であれば、痛みを感じることはありません。ですが、白癬菌の繁殖が進行すると痛みを感じる場合があるのです。これは爪の周りが炎症を起こしてしまっているから。靴を履くときなどに爪に痛みを感じるようであれば、爪水虫を疑って下さい。

初期の爪水虫は、痛みやかゆみなどの自覚症状はほとんどないとされています。しかし何もしないで放置すると、症状は着実に悪化して、爪が厚くなったり、色が濁ったり。形も変形してしまいます。さらには、初期の段階では親指だけだった爪水虫が、他の指の爪に感染することも。そうなると治療にもいっそうの時間がかかるので、早急に皮膚科を受診して、治療をすることが重要です。

スリッパやバスマットに要注意!

湿った暖かい場所で白癬菌は感染しやすい

いかがでしたか?
爪水虫は白癬菌(はくせんきん)の貯蔵庫のようなもの。したがって、何もしないで放置すると、他の人にも白癬菌をうつしてしまうことがあるのです。
ただし、空気感染ではありません。可能性があるのは、バスマットやスリッパなど。湿っていて暖かい場所が白癬菌がうつってしまう要注意のスポットなのです。
ご家族や身近な方に爪水虫の方はいらっしゃいませんか?また、もしご自身が爪水虫になってしまった場合も、周囲に感染させないように細心の注意を払いましょう。



Itnail編集部