ネイルデザインをひらめかせるには自分の「好き」を集めてみて

デザインを決めるとき、何を参考にしますか？

デザインについて、とってもよく訊かれる質問です。その一つは雑誌です。ファッション誌からピンとくるものを見つけ、それからイメージを膨らませていきます。

雑誌を読みながら、好きなものをどんどん切り取ってスクラップしていきます。コーディネイト、配色、アクセサリー、テキスタイル、コスメページ。とにかく自分の「好き」を沢山集めます。

これで何か出来るかなぁ、とかは考えずとにかく琴線に触れたものをチェック。小さな記事や写真は切り取ってスクラップブックに貼り付けます。そうやって自分の大好きが一杯の自分スタイルの本が出来上がります。

ネイルカラーバリエーションには統一感をもたせて

via beauty.authors.jp

例えば3人のカラーの並びがとっても綺麗な写真。これをデザインに落とし込みます。

まず最初にそのカラー全色をシンプルに使おうと思いました。カラーを活かして、アクセントにはそれを全て使ったモザイクを考えました。

次にパープル、イエロー、ピンクの単色をそれぞれどうしてバランスを取るか。ピンクとイエローは同じトーンだったので並びますが、パープルのバランスを整えるためにゴールドを使って、イエローとつなげます。

写真でもゴールドの小物が効いていたので、その雰囲気になるようにラメでなくペッタリとしたゴールドとして、箔を大きめに貼りました。

次のパープルにはさて・・・。

大きめのスタッズを配置したところ、嫌味に見えてしまい違和感が。親指の大きなゴールドでお腹一杯になったのだと思い、ゴールドのフレームの中にカラーを使ったパーツを作成。

正解！小さな部分だけど立体感で親指に負けない存在感になった気がします。

ゴールドをつなぎとして入れた4色、そのイメージを捉えデザインに膨らませました。

デザインのヒントは絵から得られたり、日常に散らばっています

via beauty.authors.jp

絵がきっかけになって、それをそのままデザインに使うこともあります。

この頃はジェルも絵を描きやすいテクスチュアになってますのでプリント柄もそのまま描くことも出来ます。

昔では出来なかったアートもこの数年の商材の進化で可能になってきています。昔からのスクラップも今でも十分通用しています。

たくさんのデザインを見て、そこから自分の好きなものに改めて気づきますし、デザインを見る目が養われるはず。

みなさまも是非今日から好きなものをスクラップしてみてオリジナルデザインを生み出すヒントにしてみて下さい。

竹原千晴(Nail salon tati)